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顧客は誰のモノ

「これは俺のお客さんだ」という考え、会話はよく聞く。
正しい意味は「俺のお客さん」=「自分が担当しているお客さん」であり、自分のお客さんではない。何故なら会社の看板で営業して顧客になり(顧客であり続けている)、会社のモノ/サービスを欲しがっているからである。
先日当社の大きなイベントがあり、カンファレンス終了後、懇親会があった。勿論すべてのお客さんが参加するわけでなく、お帰りになるお客さんもいた。各営業がお客さんの対応をするが、一部の営業は懇親会に参加せずそのまま帰っていた。理由はなにか「自分のお客さんが帰ったから」である。ある意味合理的な理由でもあるが、「自分の担当のお客さん」が帰っただけあり、「会社のお客さん」は残って懇親会参加しているので、その営業も残って懇親会参加されているお客さんの対応をするのが正しい姿であろう。
自分のお客さんという認識を誤り、且つ強く意識すると視野の狭い営業(人間)になると思った。常に全体を見渡し、利他的に行動したいと思った次第である。

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